後悔しないサプリメントの選び方

ドラッグストアなどには、数多くのサプリメントが並んでいます。価格も高価なものから安価なものまで実にさまざまで、選ぶのが難しいと感じてしまっても無理はありません。自分に合った製品を選ぶためのポイントをご紹介します。

●安全性

サプリメントを選ぶ際、気になるのが安全性です。選ぶ際は、成分名（○○エキスというような書き方ではなく物質名で表記されていること）、含有量（1日あたりや、1粒あたりなど、数値で記載されていること）、問い合わせ先（製造元や販売者）が明記されていること、そして「GMP＝Good Manufacturing Practice：適正製造規範」マークのついた製品であることを確認しましょう。

●品質

GMPマークは品質を確認するうえでも役立ちます。GMP認定工場では、正しい原材料が使用されているか、製品に含まれている量は正確か、衛生的に作られているか、規格外の製品が出荷されないようにチェックする体制ができているかなど、厳密な品質管理が行われています。

●価格

製品価格の差には品質や成分含有量の違いだけでなく、生産コストやブランドイメージ、パッケージデザインや広告・販売方法、利益率なども関係していると考えられます。つまり、高価だからといって、品質が高く効果が期待できるとは限らないということです。

多くの製品の中から自分に合ったものを選ぶためには、安全性と品質のチェックは不可欠。また、価格だけでなく、自分の日ごろの食生活から、どのような成分を、どの程度サプリメントから補いたいのか、予算はどのくらいにするのかなどを事前によく検討することが大切です。

なお、サプリメントは健康食品に分類される「食品」です。特定の成分を濃縮し、添加物を加えて錠剤やカプセル状にしたものを指します。健康の維持増進のために利用されますが、まずは主食・主菜・副菜がそろった食事をきちんととっていることが前提条件。毎日の食事の栄養バランスも合わせて意識するとよいでしょう。