Question

ビタミンB群は取り過ぎても問題ない?

ビタミンB群は体によいと聞きました。たくさんとっても大丈夫ですか。

女性/30代

2021/12/21

Answer

ビタミンB群には、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、ビオチンなどがあります。いずれも体内で補酵素として働き、エネルギー源となる栄養素の代謝に関わっています。


ビタミンB群は水溶性のため、必要以上を摂取しても排泄されます。このため、とり過ぎによる健康障害が起こらないものが多いのですが、いくつかのビタミンには、とり過ぎの害が報告されています。以下は、耐用上限量が設定されているビタミンB群です。


●ナイアシン

とりすぎると、皮膚が赤くなったり、嘔吐や下痢などの消化管の病気、肝機能障害が起こることがあります。ふつうの食生活でとり過ぎる心配はありません。

●葉酸

サプリメントなどでプロテイルモノグルタミン酸を大量にとった場合、発熱やじんましんなどを起こすことがあります。ただし、食べ物からとる場合、過剰症の害は報告されていません。

●ビタミンB6

サプリメントなどで大量に数カ月以上摂取すると、感覚神経障害が起こることが知られています。食べ物からとる場合、過剰症の害は報告されていません。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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