水分不足が原因?! 夏のこむら返り
最終編集日:2023/8/17
筋肉が突然収縮して起こる「こむら返り」。こむらとは、ふくらはぎのことを示しますが、ふくらはぎ以外にも足の指、土踏まず、手の指など、さまざまな筋肉がつることがあります。
多量の汗をかく夏は、からだの「つり」が起こりやすい季節です。カリウムやナトリウムなどの電解質のバランスが崩れることで、神経伝達に不調が起こり、その誤作動で筋肉が異常なけいれん(収縮)を起こすと考えられています。筋肉の疲れ、栄養不足のほか、エアコンや扇風機の風に当たることで筋肉が冷え、血行が悪くなることでからだのつりを招いてしまいます。
●からだのつりを防ぐために
こまめな水分補給を心がけ、脱水状態にならないように気をつけます。暑さで食欲が低下してエネルギー不足になると、からだの疲労がなかなか回復しません。栄養バランスのとれた食事を心がけ、夏バテに負けないからだを作りましょう。日頃から運動やストレッチ、入浴などでからだの血行を促し、就寝時は冷風に直接さらされることがないよう靴下をはくなどで工夫します。
●もしもつったときは……
つった箇所をゆっくりと伸ばしたり緩めたりをくり返します。ふくらはぎの場合には、足の指をからだのほうに引き寄せて、アキレス腱をゆっくりと伸ばすと効果的です。土踏まずの場合には、足の裏や土踏まずを優しく押すようにマッサージしましょう。
からだのつりには、別の病気が隠れていることもあります。もし頻繁に症状が起こる場合は、内科などを受診して相談してください。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム
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