暑くなっても「冷え」に注意!

最終編集日:2023/5/22

「冷え」と聞くと寒い季節だけと思われがちですが、夏場にも「冷え」は起こります。

冷えにより血行が悪くなると、からだに十分な栄養や酸素が行き届かなくなるため、頭痛、肩こり、不眠、めまい、倦怠感、下痢や便秘、月経不順といった不調を招いてしまいます。

今年の夏はしっかりとした対策で、冷えないからだづくりを目指しましょう。


●冷房はちょうどよい温度に

暑い季節は、ついエアコンを効かせすぎる傾向にあります。屋内外の温度差が大きいと、自律神経が乱れてしまいます。寒くもなく、汗もかかない、ちょうどよい室内温度を心がけるようにしましょう。


●冷えた場所は服装で工夫

職場や公共の場など、エアコンの設定温度を自分でコントロールできない場合もあります。その場合は冷たい空気が直接肌に当たらないように対策しましょう。特に首やおなか周り、足元が冷えないよう、カーディガンやストール、靴下やレッグウォーマーなどを上手に活用してください。

また、汗でぬれた服のまま冷たい風に当たると、からだが冷えやすくなります。汗が乾きやすい素材のインナーを着用する、汗をかいたら下着を取り替えるなど、工夫できるとよいでしょう。


●キーンと冷たい飲食物に注意

冷たい飲み物や食べ物をたくさんとると、胃腸が冷えて消化機能が低下してしまいます。意識的に温かい食べ物や飲み物をとるようにしましょう。体温と同じ、もしくはそれより温かい物をとると、冷えの予防につながります。


●栄養バランスのとれた食事

健康なからだづくりには、栄養バランスのとれた食事が欠かせません。また、食べ物を消化・吸収する際、体内に熱が生まれます。特に朝ごはんは1日の始めに体温を上げるための大切な食事なので、欠食しないようにしましょう。


●毎日の入浴で温める

1日の終わりに冷えをリセットするためにも、浴槽につかってからだを温めましょう。無理をして熱い湯に長時間つかることはありません。少しぬるいくらいの湯温で、リラックスすることが大切です。

監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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