頑固な冷えを治したい
夏場のエアコンなどによる頑固な冷えに悩んでいます。循環器内科などを受診しましたが、循環器内科では冷えは治せないといわれました。少しでも冷えの症状を改善したく、生活上の注意点が知りたいです。また受診するなら何科にかかればよいでしょうか?
女性/20代
2024/04/24
冷えは、からだでつくられる熱量が少ないことがおもな原因です。からだの熱の約6割は筋肉でつくられます。筋肉を動かすことで熱が生じるため、筋肉量を増やすと冷えは解消しやすくなります。女性が男性より冷えやすいのは、筋肉量が少ないためと考えられています。このほか、血圧が低い、不規則な生活や精神的ストレスによる自律神経のバランスの乱れ、素足や薄着などの冷えやすい服装、きつい下着でからだを締めつけることなども冷えにつながることがあるため、気をつけましょう。
まず生活のなかで、次のような冷え対策を実践してみてください。以下のことを試しても改善されない場合は、かかりつけの内科や、女性の場合はレディースクリニックなどで相談することをおすすめします。
●冷えを感じやすい部位を温める……手首、足首、首筋などの「首」がつく部位には太い血管があり、背中、腰、腹部などには大きな筋肉があるため、これらの部位を温めると効率よくからだを温めることができます。
●エアコンの風に当たらない……職場などでは席を移動するのが難しいこともありますが、エアコンの風を直接浴びないようにします。カーディガン、ひざかけなどでこまめに体温調節をしましょう。
●入浴でからだの芯から温める……38~40℃のぬるめの湯に20~30分程度入ると、入浴後も温かさが続きます。夏場でもシャワーでなく、湯船につかりましょう。
●入浴できないときや、冷えを感じたときは足浴や手浴で温める……足浴はバケツや洗面器に41~42℃の湯を入れて20~30分、足首まで湯につかるようにします。ひざ下くらいまで入れるとさらに効果的です。手浴も同様に、手首まで入れて10分くらい、ひじまで入れると5分くらいで効果があります。手首までの手浴なら、オフィスなどでも行えるでしょう。
●筋トレで筋肉を増やし歩くことで熱をつくる……腹筋運動やスクワットなどの筋力トレーニングで筋肉量を増やすようにします。
●1日3食をとり、からだを温める食材をとる……筋肉をつくるのに必要なたんぱく質(肉類、魚類、卵、大豆製品など)や、からだを温めるスープなどの汁物、薬味、根菜類などを積極的にとり入れましょう。冷たい飲み物・食べ物を避けることも大切です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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