加齢性難聴で耳が聞こえづらいが補聴器には抵抗が…
2025/11/12
最近、耳が聞こえづらいのが悩みで、耳鼻咽喉科を受診したところ、「加齢性難聴」と診断されました。補聴器をすすめられましたが、まだ抵抗があります。将来のために、補聴器を使用したほうがよいのでしょうか。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
加齢性難聴(老人性難聴ともいう)は、加齢によって聴力が低下し、耳が聞こえにくくなる状態を指します。聴力を元に戻すことが困難なため、生活に支障をきたすようなら補聴器の使用を検討することがすすめられます。
近年の研究では、難聴は認知症やうつ病の危険因子のひとつであることが明らかになっており、とくに「予防可能な認知症リスクのなかで最も影響の大きいものが難聴」とされています。補聴器を早期に使用することで、認知機能の低下を防ぐ可能性があることも報告されています。
また、聞こえづらさは人とのコミュニケーションを妨げ、社会的孤立や、外出時の危険察知能力の低下など、生活の質にも影響を及ぼします。
補聴器にネガティブなイメージを持つ人も多いようですが、補聴器は年々進化しています。さまざまなタイプが登場し、アクセサリー感覚で使いやすいものもあるようです。補聴器の音に慣れるためのリハビリテーションを行っている医療機関もありますので、まずは主治医に相談し、ご自身に合った方法を見つけることが大切です。

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