尿が泡立つのは糖尿病のサイン?

最近、尿が泡立つときがあります。尿が泡立つ原因は糖尿病だと聞いたことがあり、心配です。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
通常、健康な人の尿は透明で、淡黄色から淡黄褐色です。尿は水分の摂取量、食べ物、薬や病気、体調の影響を大きく受けるため、一時的な変化がよくみられます。
尿が泡立つ原因には、たんぱく尿や腎機能の低下、尿路感染症、重症糖尿病などがありますが、尿の濃さによって泡立つ場合もあります。したがって、尿が泡立つ症状だけでは糖尿病であるかどうかの判断はできません。
一般的に、空腹時の血糖値が126mg/dL以上、あるいはHbA1c値が6.5%以上のどちらかに該当すると「糖尿病の疑いあり」で、両方に該当すると「糖尿病」と診断されます。
血糖が高い場合は、のどが渇く、水をよく飲む、尿の回数が増える、体重が減る、疲れやすいなどの症状が出る場合もあります。しかし初期段階ではほとんど自覚症状がなく、糖尿病と診断されたときには合併症をひき起こすほど進行しているケースもあります。
ご相談者は、健康診断などで糖尿病を示す所見はありましたでしょうか。尿の泡立ちが気になるようでしたら、まずはかかりつけ医など、内科を受診して相談されることをおすすめします。
糖尿病の予防には、食生活の乱れや運動不足など生活習慣を改善することが大切です。
塩分の少ない栄養バランスの整った食生活、適度な運動を継続し、肥満がある場合は改善します。標準体重は、BMI値〔体重kg÷(身長m×身長m)〕23以下が目安です。
そのほか、良質な睡眠をとる、ストレス過多の解消、禁煙なども大切な予防方法となります。


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