コロナ感染後、さまざまな症状が続いている

2カ月以上前に新型コロナウイルスに感染してから、体調がなかなか戻らず、仕事を続けられるか不安です。全身のだるさ、動悸、頭痛などの症状が続いているのですが、どうしたら回復するのでしょう。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
新型コロナウイルスに感染すると、ほとんどの場合は時間の経過とともに症状が改善しますが、一部の人に長引く症状があることがわかっています。新型コロナウイルスに感染して間もない時期から持続する症状や、回復後に新たに現れる症状、症状が消失したあとに再び現れる症状があり、これを罹患後症状(いわゆる、後遺症)といいます。
コロナ感染後の症状については、いまだ不明な点が多いようですが、おもな症状として、疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、せき、たん、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下などがあります。
ご相談者の場合、つらい症状が続いているご様子ですので、かかりつけの内科を受診し、コロナの症状の改善がみられないことを、医師に相談されるようおすすめします。症状の出現の仕方や経過は個人差があるため、医師に現在の状況をくわしく伝え、今後の治療や対処法について相談されると安心でしょう。また、自治体によっては、相談窓口を設置していたり、相談できる医療機関のリストをホームページで公開している場合もあります。
仕事にも支障が出かねない、大変つらい状況かと思われます。現在の状況や今後の治療について、職場の上司にも伝えられるとよいでしょう。健康状態や病気等による業務内容の相談窓口として、会社の産業医や保健師などの産業保健スタッフに相談してみるのもよいと思います。


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