「多系統萎縮症」の3つのタイプの特徴が知りたい

2025/03/25
指定難病になっている多系統萎縮症には、3つのタイプがあると聞きました。それぞれ、どんな症状なのでしょうか。
この質問への回答
昭和大学 医学部脳神経外科 名誉教授 藤本 司
多系統萎縮症の症状として、①パーキンソン症候(筋肉のこわばり、緩慢な動作、無動、歩行障害、転びやすい、表情が乏しい、手指のふるえなど)、②小脳症状(歩行中のふらつき、からだのバランスが保てない、ボタンをかける・外すなどの手の細かい作業ができない、ろれつが回らないなど)、③自律神経障害(立ちくらみ、排尿障害、下痢・便秘、いびき・睡眠時無呼吸など)がみられます。
①パーキンソン症候をおもな症状とするものを「線条体黒質変性症」、②小脳症状が主として現れるものを「オリーブ橋小脳萎縮症」、③自律神経障害がおもなものを「シャイ・ドレーガー症候群」と分類しています。いずれも厚生労働省の指定難病になっています。
多系統萎縮症は成人発症で50歳代に好発し、患者数は約1万1000人(2019年)です。オリーブ橋小脳萎縮症が70~80%で最も多く、次いで線条体黒質変性症(約30%)、シャイ・ドレーガー症候群は約15%と推定されています。


みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。