Question
副反応が嫌でインフルエンザ予防接種を嫌がる子ども
6歳の子どもは、昨年のインフルエンザ予防接種の後に腕が腫れて、かなり痛かったようで、今年の接種を嫌がっています。なんとか言い聞かせて、接種させたほうがよいのでしょうか。
男性/40代
2025/01/08
Answer
インフルエンザワクチンで多くみられる副反応には、接種した場所の赤み、腫れ、痛み等があり、接種を受けた人の10~20%に起こりますが、通常2~3日で消失します。このようなものであれば、次の接種を控える理由にはなりません。しかし、予防接種で出現した副反応が全身性の発疹などで、ワクチンのアレルギーによるものと医師に判断された場合には、次の予防接種について、アレルギー反応の程度に応じて慎重に対応することになります。
インフルエンザワクチンの効果は、B型よりA型に効果が高いことが知られており、子どもにワクチンを接種することでA型の約60%、B型の約40%を予防でき、なおかつ、入院をA型で約50%、B型で約30%減らすとされています。
ワクチン接種で完全にインフルエンザを予防することはできませんが、発症予防や重症化予防、感染のまん延防止への効果が期待できます。
子どもへのインフルエンザワクチンの接種は、保護者の同意を得て接種するものです。インフルエンザウイルスの型は、抗原変異により毎年変わりますので、子どもの体調がよければ、できるだけ接種を検討したほうがよいでしょう。もし不安な要素があるようでしたら、かかりつけの小児科医などに相談されるとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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