やせすぎ解消に体重を増やすサプリを飲んでも大丈夫?

男性/20代
2024/12/01

子どもの頃からずっとやせていて、体重を増やしたいと思うのですが、体質のせいか、いくら食べても太ることができません。体重を増やすためのサプリメントがあるようなのですが、利用しても安全面で問題はないでしょうか。

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

やせには、体質的なものもありますが、病気(甲状腺機能亢進症慢性閉塞性肺疾患糖尿病など)や、その他の要因(食事量が少ない、食事時間がとれない、運動量が非常に多い、ストレス、食欲に影響がある薬剤の使用、ダイエット経験、運動選手の経験)が原因の場合もあります。以前より体重が減った、食欲がない、体調が悪いなどの症状がある、健診で要再検査などの指示を受けたことがある場合は、医師に相談することをおすすめします。


サプリメントの利用について、現在、体重を増やすのに科学的な有効性が示されているサプリメントは、残念ながらありません。

サプリメントの品質、安全性については、次の表示がされているかを確認しましょう。

・成分名:○○エキスというような表記ではなく、物質名が表記されている

・含有量:1日あたり、1粒あたりなど、数値で記載されている

・問い合わせ先:製造、販売者がないものは要注意

加えて、「GMP(適正製造規範)マーク」のついた製品を選ぶこともポイントです。GMPの認定工場では、正しい原材料の使用、成分量のばらつき、衛生面などの品質管理が厳密に行われています。これらが確認できない場合は、使用を避けたほうがよいでしょう。


以下に、医師や管理栄養士が、やせの人に行う栄養指導内容の一例を紹介しますので、参考にしてください。

※実際は、個人の状況を把握したうえで指導が行われます。


●エネルギーの摂取量を消費量以上にする(今よりカロリーを増やすか、運動量を減らす)

●たんぱく質、炭水化物、脂質を適正にとる(いずれも減らしすぎない)

●ビタミン、ミネラルを十分にとる

●食物繊維は適度にとり、消化力が落ちている場合はとりすぎに注意


毎日の食事は、次の点を意識してとるようにしましょう。


・1日3食とる(食事を抜かない)

・毎食、主食(ごはん、パン、めんなど)、主菜(肉、魚、卵、納豆・豆腐などの大豆製品)、副菜(野菜、海藻、きのこ類、芋類など)をとる。外食やテイクアウトでも意識する(定食形式がおすすめ)

・牛乳やヨーグルトなどの乳製品、果物をとる。1日に、牛乳(またはヨーグルト)は200~300ml、果物は200g程度


摂取エネルギーを増やす工夫をとり入れることも大切です。

・間食をとり、食べる回数を増やす

・たんぱく質とエネルギーがとれる間食(ヨーグルト、アイスクリーム、パンケーキ、プリン、クッキー、サンドイッチ、ケーキなど)をとる

・油を使った料理を増やす。マヨネーズやドレッシングの利用、揚げ物、パンにジャムやバターをつけるなど


また、エネルギーや栄養素の量を調整したい人向けに開発された、栄養調整食品が市販されています。高齢者の体重減少を防ぐために、少量で高エネルギー・高たんぱく質に調整されたものもあり、食が細い人や消化吸収力が落ちている人にも適しています。ゼリー、ドリンクなどの種類があり、薬局やデパートの介護食品コーナー、介護食品・栄養調整食品の通販・宅配を行っているインターネットサイトなどで購入することができます。こうした商品の中から好みのものを見つけて、間食に利用するのもよいでしょう。


なお、消化力が落ちている場合、食事量は一気に増やさないようにしましょう。毎食、ごはんをひと口(15g:25kcal)程度増やすなど、無理のない増量が大切です。徐々に食事量を増やすことに慣れていき、数カ月かけて体重を増やした例もあります。食事量やエネルギー量を少しずつ増やす工夫をとり入れてみてはいかがでしょうか。



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