側頭部に電気が走るような痛みが…

慢性的に起こる頭痛には、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛があります。いずれも緊急性は高くないタイプの頭痛です。

緊張型頭痛は、前頭部から側頭部にかけて締めつけられるような重く持続的な痛みで、肩こりや疲れ、ストレスに伴って起こるケースが多いといいます。片頭痛は、片側の側頭部にズキズキするような痛みがあります。群発性頭痛は、目を中心とした強烈な痛みに加え、鼻水や涙が出ることもあります。

一般的な治療は、消炎鎮痛薬の服用です。たびたび起きる頭痛には、予防薬が有効な場合もありますので、頭痛専門医を受診して相談されるとよいでしょう。また、ストレスや疲労が誘因になることもあるため、規則正しい生活を心がけ、十分な休養をとるとともに、適度な運動を行うことも大切です。

一方、頭部に現れる神経痛としては、後頭神経痛があります。後頭神経が支配している頭の後ろから頭のてっぺんにかけて突然、鋭い痛みが起こります。

後頭神経は、頭を支える首の筋肉の圧迫を受けやすいと考えられていて、姿勢が悪かったり、同じ姿勢を取り続けていたりすることなどが痛みの原因になる場合もあります。治療として、薬物療法のほか、温熱療法やマッサージがあります。

頭痛や神経痛は、デスクワークなどによる肩こりや疲労が原因になっていることがあります。また、ストレスや緊張による肩こりや筋肉の緊張も考えられます。規則的な生活や十分な休養、気分転換、適度な運動を心がけることも大切です。

ご相談者は数日間に継続して痛みを感じている様子ですので、不安を抱えたままでいるよりも、脳神経内科、脳神経外科、頭痛外来などを受診されることをおすすめします。痛みの原因を特定して、治療法や改善法を提案してもらうとよいでしょう。