Question
マイコプラズマ肺炎の治療方法
マイコプラズマ肺炎にかかった場合、どのような治療法が一般的ですか?自然に治ることもありますか?
女性/40代
2024/09/05
Answer
マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマ・ニューモニアエという微生物によって引き起こされる肺炎です。子どもや若い人に多く見られる傾向があり、全身倦怠感や発熱、頭痛、乾いた咳(痰の出ないコンコンという咳)などの症状がみられます。
マイコプラズマ肺炎の治療には、抗菌薬(抗生物質)が使用されます。おもにマクロライド系の抗菌薬が投与されますが、近年ではこの薬に耐性を持ったマイコプラズマ肺炎も多くみられているため、マクロライド系の抗菌薬を使用して2~3日ほど経過しても効果が得られない場合には、他の抗菌薬に変更して治療が行なわれることもあります。
軽症であれば、1週間程度の投薬で症状の軽快が期待できますが、重症の場合には入院による治療が必要となることもあります。
マイコプラズマ肺炎の中には、比較的軽症で経過し、自然に治るとうこともありますが、重症化やさまざまな合併症を引き起こすこともありうるので、注意が必要です。乾いた咳などの症状が長く続く場合には、早めに医療機関を受診し、医師の診察を受けてください。
マイコプラズマ肺炎には、ワクチンや特別な予防方法はありません。日頃から手洗いやうがいを行い、マスクを着用する、感染者との接触を避けるなど、基本的な感染症対策を行うよう心がけましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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肺炎
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