両手・両足に左右同じようなじんましんが出た

じんましんは、かゆみが強く、皮膚の一部が突然はっきりと赤くふくらみ（膨疹：ぼうしん）、数十分から数時間、長くても1日程度と比較的短時間で、あとを残さず消えるのが特徴です。形は丸いものから不規則な地図のようなものまで、大きさは2～3mmくらいから手のひら以上になるものまであります。

じんましんには、食品や機械的な刺激など特定因子があるときに現れるものもありますが、多くは思い当たる理由がなく出現し、いったん消えても症状をくり返すことも少なくありません。全身のどの部位にも起こるため、両手・両足の同じ場所にじんましんができることも考えられます。

症状がみられたら、香辛料やアルコールの摂取、過労や熱い湯船に浸かるなどは避け、受診の際に医師へ報告できるように画像を保存しておくとよいでしょう。皮膚の症状が全身に広がり、かゆみが強い場合や、症状をくり返す場合には、早めの皮膚科受診をおすすめします。