手首の痛みが続きリウマチが心配

関節はからだをスムーズに動かすためにとても重要で、とくに手の関節は酷使されやすい器官でもあります。そのため炎症を起こしやすく、炎症の原因も感染、けが、アレルギー、代謝異常などとさまざまです。一般的に使いすぎによる痛みとして腱鞘炎、高熱とともに関節が腫れて、動かすことができないほどの激痛が起こる場合は化膿性関節炎が考えられます。関節が徐々に変形して痛みが現れる場合は変形性関節症、ゼリー状の物質の詰まった腫瘤が神経を圧迫することで痛みが現れるガングリオンがあります。

また、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなど、膠原病が原因で関節に痛みを生じる場合もあります。

ご心配されている関節リウマチは、免疫の異常によって起こる病気です。手指、足指、手首、足首のほか肩、ひじ、ひざなどの関節に炎症が起きて痛みや腫れが生じるのが一般的な症状です。初期には朝方にこわばりを感じるようになり、左右対称に手足の指の関節が腫れます。このような症状がある場合は、総合病院の膠原病内科への受診をおすすめします。

手首が痛む症状がしばらく続いているようですので、まずは早めに整形外科を受診し、専門診療科への紹介が必要かなどを判断してもらうとよいでしょう。