咳が止まらない時期に受けた胸部CT検査の結果

咳が止まらない状況で受けた胸部CT検査に所見がみられ、医師の診察を受けるよう指示されたものの、すでに症状は治まっていらっしゃるのですね。

胸部CT検査は、通常の健診で行われる胸部X線（レントゲン）ではとらえることができない初期の肺がんや、肺炎や肺結核などの炎症による病変を発見することができるため、早期の肺がんや肺の病気の診断に重要な検査とされています。肺がん以外の小さな病変部も見つかることがあり、何か今後経過をみなければならない所見があると判断された可能性もあります。

検査結果や診断については、受診した医療機関の判断となるため、検査を行った医療機関に、受診が必要な所見の可能性や、今後の経過の見方について尋ねてみてはいかがでしょうか。また、その際に、現在は咳は治まり健康状態がよいことを伝えるとよいと思います。

その結果、やはり定期的に経過観察が必要な所見との判断であれば、どのような検査が必要で、どのくらいの頻度で行うべきかのアドバイスをもらうとよいでしょう。

もし受診が必要と判断された場合は、検査を行った医療機関からCTの結果など医療情報を持参し、専門の呼吸器科での相談をおすすめします。

胸部CT検査は100％の正確な診断を行うものではありませんが、多くの場合で病気の判別が可能とされていますので、よく話を聞いてみることで安心できると思います。