Question

胸のしこり、診断は経過観察でも乳がんが心配

乳がん検診の乳房超音波(エコー)検査の結果、乳房に小さい腫瘤が多数みられたため、要精密検査に。その後、検査を受けた乳腺専門医によって年1回の経過観察になったのですが、1人の医師の診断だけでよいでしょうか? 別の医療機関でも診てもらうべきか、迷っています。

女性/40代

2024/04/22

Answer

乳房腫瘤(乳房のしこり)は、成人女性に多くみられる症状です。良性と悪性に大きく分類され、良性のものは乳腺症乳腺線維腺腫、乳管内乳頭腫、炎症性の腫瘤などがあり、悪性としては乳がんが挙げられます。

乳腺専門医を受診すると、問診、診察(視触診)、乳房超音波検査、マンモグラフィ検査のほか、乳腺のCT検査やMRI検査、必要に応じ、精密検査として穿刺吸引細胞診もしくは針生検を行い、病理学的な確定診断をつけることが一般的です。


ご相談者は乳腺専門医の診断を受け、診察や検査などの結果、主治医から年1回の経過観察の指示があったものの、乳がんを完全に否定できないと懸念されているのですね。1人の医師の診断や治療方針に疑問がある場合、ほかの専門医の意見を聞くことが一般的なので、セカンドオピニオンを受けられてもよいかと思います。多くの総合病院や大学病院などで、セカンドオピニオン外来が設置されています。医療機関の選択はご相談者やご家族が選択します。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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