Question

過眠症による眠気や諸症状がつらい

過眠症で昼間に強い眠気があります。人との会話中でも気が遠くなることも。夜の睡眠は4時間程度で寝つきはよいのですが、約4時間すると目覚め、長時間眠ることができません。時折、睡眠中に無呼吸、徘徊があります。耳鳴りもあり、頭がもやもやして日中は集中して仕事ができません。以前、神経内科でCT、MRI検査を受けましたが異常なし、睡眠外来でも検査をしたところ、無呼吸は記録されませんでした。処方された眠剤で眠気は若干改善したものの、頭のもやもやは続いていてつらいです。

男性/50代

2024/04/14

Answer

昼間に強い眠気に襲われ、頭のもやもや感や耳鳴りなど不快な症状が続いているとのこと。日中、強い眠気に襲われる過眠症の原因には次のような可能性が挙げられます。


睡眠時無呼吸症候群:睡眠時に呼吸が止まり、眠りが遮断される。

レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群):睡眠時に皮膚にむずむず感が生じる。

●周期性四肢運動障害:睡眠中に意思に関係なく手足の動き、睡眠が分断される。

ナルコレプシー:睡眠はとれても日中激しい眠気に襲われ、気持ちの変化などをきっかけにからだの力が抜ける、睡眠時に現実と区別のつかないような夢や幻覚がある。

●睡眠不足症候群:長期間睡眠不足が続き、昼間に強い眠気が出現する。


現在、睡眠時に無呼吸や徘徊があること、日中強い眠気に襲われて気が遠くなることがあること、夜間に長時間眠れないことから、やはり再度、治療を受ける必要があると思われます。基本的に夜間の睡眠時間も足りていないと考えられ、不足を補う手立て(中途覚醒に効く睡眠薬の使用や短い昼寝、ストレスの緩和やリラックスなど)も必要でしょう。また周囲の人にご自身の状況をわかっていただくことも支えになるでしょう。


睡眠を改善する薬は、個人の症状に合わせて調整していくので途中でやめずに、医師に効果や飲み心地などをご相談ください。

治療は過眠の原因にもよりますが、睡眠時無呼吸症候群でなければ、薬物療法が中心となります。眠気を軽くする薬や脱力する症状を緩和する薬などもあるので、早めに睡眠外来への再受診をおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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