子宮腺筋症の服薬治療
子宮腺筋症があり、月経痛を鎮痛薬(ロキソプロフェン)で対処してきました。3カ月前頃から月経前の気分の落ち込みがつらくなったため、ピル(ノルエチステロン)を服用し、落ち込み感は改善されました。しかし、月経中に腹部が張り、胃痛が起こるようになりました。ロキソプロフェンを飲んでも効きません。これはピルの副作用でしょうか? 婦人科の主治医はいつも忙しそうで聞きにくいため、教えていただければと思います。
女性/50代
2024/03/23
子宮腺筋症で月経痛の服薬治療中とのこと。通常、ピルを飲み始めると、卵巣で作られる女性ホルモンがピルによるホルモンに置き換わるため、女性ホルモンのバランスが変わり、吐き気、頭痛、不正出血、むくみなどが起こりやすくなります。ご相談者が服用しているノルエチステロンは、腹痛、吐き気、腹部が張るなどの症状も起こることがあります。副作用でないとしても、腹部が張るのは、月経前後に起こりやすい症状ではあります。
また、胃痛にはロキソプロフェンは効果が見込めません。かえって鎮痛薬によって胃に負担をかけることがあり、症状を悪化させることが心配されます。胃痛には、通常、胃薬(胃の粘膜を保護するような薬)が使われます。
ピルを飲み始めてから変化がある症状については、薬との関連性も否定できません。腹部の張り、胃痛が強い場合には、ご相談者のからだに合った薬に変更してもらう方法もあると思います。主治医に相談することが難しいご様子ですが、薬の調整は医師が行うものです。受診時に、今ある症状や不安や疑問に感じていることをよく伝えて、薬の見直しをしてもらい、今後の治療方針について説明してもらえるようにお願いしてみてくださいね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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