Question

消化器の不調が続く

2週間以上前から体調が悪く、起床後の吐き気、下痢、食欲不振やまれに胃痛があります。夕方に向かって少しよくなります。一度、38℃の発熱があり、内科で胃腸炎の薬を処方されました。熱は下がっても消化器症状が改善せず、1週間後に受診すると胃酸を抑える薬が出ました。薬を飲んでいますが、今も症状が続いています。受診先や食事のアドバイスをいただきたいです。

男性/40代

2023/07/07

Answer

一般的に、吐き気や下痢、食欲不振、胃痛などの消化器症状がある場合、食道炎、胃炎、腸炎など、消化器のどこかに炎症が起きる病気のことがよくあります。

原因は、かぜなどのウイルスや摂取した食物による細菌・ウイルス感染、心理的なストレスや睡眠不足などによる自律神経の失調、薬物の副作用などさまざまな可能性があり、逆流性食道炎、胃潰瘍、機能性の胃腸障害など病名も多岐にわたります。


診療科は消化器科や消化器内科、胃腸科、場合によっては心療内科などになりますが、一時的な不調であれば、一般内科でも対応できることが多いでしょう。まずは主治医に、考えられる病名や原因、今後の治療の見通しなど、お聞きになりたいことを相談いただくとよいでしょう。服薬とともに必要な休養をとり、食事(栄養)や睡眠、ストレスなど生活環境の見直しをし、体調を立て直していかれることをおすすめします。


症状が軽減する昼や夕方の時間になるべくしっかりと食事や水分をとり、栄養失調にならないように心がけましょう。食事についても医師に相談し、症状に即した具体的な助言を受けるとよいでしょう。

以下、吐き気や下痢などの症状がある場合の食事の留意点を挙げます。参考にされてみてください。


●消化のよい食材を選ぶ……お粥やうどん、じゃがいも、かぼちゃなどのほか、白身魚、卵、豆腐、鶏のささみ、納豆など、たんばく質もとりましょう。果物はバナナ、りんごなどがよいでしょう

●刺激物を避ける……甘味や酸味の強いもの、香辛料、アルコール、カフェイン、脂質や繊維質が多く含まれるもの、硬いものなどは控えましょう。また、乳製品やかんきつ類は吐き気を誘うことがあります。熱すぎるものや冷たいものも刺激が強いので注意してください

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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