Question

更年期の脂質異常

健康診断で脂質異常の所見があり、医療機関を受診との結果でした。更年期で女性ホルモンの減少も関連していると思われ、受診する際は内科と婦人科のどちらでしょうか?

女性/50代

2023/04/05

Answer

脂質異常とのことですが、血中にはコレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4つの脂質が含まれています。「脂質異常症」は、このうちコレステロールと中性脂肪で異常値を示す状態をいいます。コレステロールでは、動脈硬化を進行させるLDLコレステロールと、血管壁にたまった余剰物を取り出して動脈硬化を抑える働きがあるHDLコレステロールがあります。また、おもな中性脂肪はトリグリセライドです。

「脂質異常症」には、LDL値が高くなる高LDLコレステロール血症、HDL値が低くなる低HDLコレステロール血症、中性脂肪が高くなる高トリグリセライド血症の3つのタイプがあります。ご自分のタイプと程度を知り、薬による治療が必要かなど、まずは内科を受診してご相談するのがよいでしょう。

脂質異常症はほとんどの場合、自覚症状がなく、放置して悪化してしまうと心筋梗塞や脳梗塞など生命にかかわる病気をひき起こしかねません。改善には食事や運動など日ごろの生活習慣の見直しや、肥満の解消が重要です。


また、女性ホルモンの影響については、閉経後にエストロゲン(卵胞ホルモン)が減少すると、女性の動脈硬化症の発症リスクが高まるといわれています。エストロゲンは月経や妊娠にかかわる以外にも、血管に弾力性を与えて動脈硬化を防いだり、脂質代謝に影響してHDLコレステロールを増やしたり、骨量を維持したりといった働きがあるからです。更年期に伴うつらい症状、例えば、ホットフラッシュや頭痛や肩こり、動悸、倦怠感、気分の変動などでお困りの場合には、婦人科での相談をご検討ください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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