Question

在宅勤務が増えてから不眠が続く

在宅勤務が増えてから、不眠が続いています。深夜2時頃に目覚めては、その後しばらく眠れず、ようやく眠れても早朝に目覚めてしまいます。通勤がなく、あまり動かないことも関係しているのかもしれません。孤独感も強まっているように思います。不眠をどのように解消すればよいでしょうか?


男性/40代

2023/03/02

Answer

一般的に眠れない原因には、以下のものが考えられます。

●寝室の騒音、周囲が明るすぎる、室温・湿度が高すぎるなど睡眠環境の問題

●生活のリズムや体内リズムの乱れ

●緊張や不安など精神的なもの

●からだの不快な症状(動悸など)によるもの


生活上の留意点としては、以下のようなものが挙げられます。

●飲酒習慣があれば、睡眠の質に影響のない適量にとどめることが大切。また、就寝前の2時間程度はものを食べない、夕食後はコーヒーなどカフェインの入っているものはとらないなどを実践する

●日中は、適当に太陽に当たり、適度に体を動かす。昼間の運動は心地よい睡眠につながる

●仕事や課題などは夜にもち越さないように、昼間にやれることはやっておき、満足感をもって夜を迎えられるとよい。寝る直前まで仕事をしたり、パソコンやスマートフォンの使用は避ける

●規則的な生活を心がける。できるだけ、毎日同じくらいの時間に床に入る

●寝る部屋を気持ちよくするために、適度な温度で、騒音から守られる環境を整えることも大切

●「眠ること」に過度に執着しない。眠くなるまで寝床に入らない、眠れないときは起きて気分を変える、睡眠時間を決めない、なども試してみる


睡眠障害の受診の目安は、2週間以上、症状が続いているかどうかです。上記のようなことを試しても効果がみられない場合には、内科や睡眠外来、心療内科などの受診を検討されるとよいでしょう。

また、体調も含め、在宅勤務による悩みや不安について、職場の上司に改めて相談してみてはいかがでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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