Question

空腹時のふらつきは低血糖が原因か

空腹を感じたとき、ふらふらしたり不安感に襲われます。今まで同じようなことが3回くらいありましたが、低血糖でしょうか? 健診での血糖値は基準値内です。パニック障害で自律神経が乱れがちなため、その影響もあるのでしょうか? 不安が強いときの空腹時によく起こるようです。低血糖にならないために、どういうことに気をつければいいでしょうか?

女性/20代

2023/01/19

Answer

通常、低血糖は糖尿病の治療を受けている方に多くみられる症状です。一般的な症状としては、発汗、動悸、顔面蒼白、不安などの交感神経刺激症状や、程度が強くなると頭痛や眠気がみられるなどします。


ご相談者の血糖値は基準値内なので、数回みられている症状は、低血糖発作によるものとは考えにくいと思われます。パニック障害を患っていらっしゃること、自律神経が乱れがちで症状もみられることを考えますと、空腹がきっかけとなって、自律神経の乱れの症状が少し強く現れているのかもしれません。


現在は、血糖値も基準内なので、糖代謝に関して特に問題はない様子ですが、予防の観点から日常生活を整えることは大切です。食事をとると血糖値は上昇するので、1日に3回、同じくらいの血糖値の波があることが重要です。


以下の生活習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。これらは糖尿病治療の基本ですが、健康な方にも当てはまることなので、できることから心がけていただければと思います。

●1日3食(朝、昼、夜)決まった時間に食べ、欠食しない(食事を抜くと次の食事で血糖値がより高くなるため)

●毎回の食事の量は、ほぼ同じにする

●食べ過ぎない(腹八分目)

●ゆっくりよくかんで食べる

●食品の品数をできるだけ多くし、食物繊維を含む食品(野菜、きのこ、海藻類など)をとり、脂質は控えめにする

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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