Question
風疹のワクチン接種をすすめられた
結婚して2年たち、妊活前に風疹抗体検査を受けました。HI法での検査の結果、抗体価は16倍で、妊娠を希望するならワクチンの接種をすすめられました。ただ、ワクチン接種による副反応が気になっています。どのくらいが接種の基準値でしょうか?
女性/20代
2022/09/26
Answer
風疹は、風疹ウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症で、免疫がない集団においては、1人の患者さんから5~7人に感染するといわれています。風疹ウイルスの感染経路は飛沫感染です。成人が感染すると、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併することもあり、決して軽視はできない疾患です。
風疹の予防のためには、予防接種が最も有効な予防方法といえます。
HI法(赤血球凝集抑制試験)による風疹抗体価については、8倍未満は免疫がないため、風疹含有ワクチンの接種を推奨しています。32倍以上は、風疹の感染予防に十分な免疫があると考えられます。風疹含有ワクチンの接種は、基本的に必要ありません。
8~16倍は、妊娠を希望する女性や、十分な免疫をもっていない妊婦の同居者など、より確実に予防を行う必要がある場合は、風疹含有ワクチンの接種を推奨しています。
それ以外の人でも、過去の感染や予防接種により風疹の免疫があり、風疹の発症や重症化を予防できると考えられます。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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