両足のひざ下が熱いと訴える89歳の母
89歳の母親の事ですが、年中両足のひざ下が、まるで焚き火にあたっているように熱く、とても気持ちが悪いと言っています。何が原因か分かりませんし、温めたらいいのか、冷やしたらいいのかなど、家での対処法も分かりません。病院に行くとしたら何科なのかも 教えてください。
女性/40代
2022/01/28
お母様のひざから下の両下肢の熱感について、対処方法のご相談をお寄せいただきました。年中症状を感じていらっしゃるご様子で、お困りのことと思います。受診科目や対処方法を検討してみましょう。
現在、お母様が高血圧もしくは糖尿病などで治療中であれば、血圧の変動や糖尿病の症状に伴うものであることも心配されるので、主治医や最寄りの内科へ速やかに相談なさってください。
熱感のみで、皮膚の色や腫れの有無など見た目の変化はないでしょうか。見た目の変化や痛みなど、ほかの症状も伴う場合は、血管の変化による症状かもしれません。かかりつけ医か、内科や外科を受診されるとよいと思われます。
見た目の変化はなく、ひざから下の両脚の熱感だけであれば、脊椎の変化に伴う整形外科領域の症状や、自律神経の不調などが背景にあるかもしれません。その場合の相談先は、かかりつけ内科や整形外科になります。
そのほか、むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)という、じっとしている時や横になっている時に、脚に不快感が起こる病気があります。脚のなかに虫が這っているようでむずむずする、脚がほてる、痛い、かゆいなどとさまざまに表現され、不快感のために「脚を常に動かしたい強い欲求」が表れます。歩く・下肢を伸ばす・もむ・たたくなどの動作で一時的に改善しますが、夕方から夜に起こりやすく、睡眠に支障をきたす原因になります。原因不明で、神経(脳から脊髄、末梢神経)のどこかに機能障害が起こっていると考えられています。おもに神経内科や睡眠専門の医療機関で診断され、薬による治療がされます。
お母様の症状からは、ざまざまな可能性が考えられ、伴う症状などで受診する科目も異なりますが、症状が続いていらっしゃるようなので、内科主治医があればそちらへ、主治医がないときはひとまず最寄りの内科へ相談されるのがよいでしょう。家庭では、医師の診断を受け、症状の原因が明らかになってから対処なさることをおすすめします。
お母様の症状が1日も早く軽快されますようお祈りしております。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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