眼精疲労の対処法
パソコンでの作業を長時間行っているためか、眼の疲れやひどい肩こりの症状があって辛いです。眼精疲労のケアについて教えてください。
女性/40代
2022/01/28
パソコン作業を長時間行うなどして、眼の疲れ、充血、かすみ、まぶしさといった眼の症状に加え、肩こりや頭痛、吐き気などの身体症状を伴い、休息や睡眠をとっても回復しない状態を眼精疲労といいます。
眼精疲労は、眼球を動かす筋肉が疲労することで起こるといわれていますが、その原因は長時間のパソコン作業以外にも、目の病気(斜視、白内障、緑内障、ドライアイなど)がある場合や老眼の初期の症状として起こる場合、度数の合わない眼鏡、暗いところでの読書、なかには全身疾患(かぜ、更年期障害、自律神経失調症など)や精神的なストレスが関与している場合もあるといわれています。
単なる疲れ目であれば、休息や睡眠をとれば回復するのですが、休息や睡眠を十分にとっているにもかかわらず症状が続くときには、眼科を受診して病的な原因がないかどうかをチェックする必要があります。
パソコン作業による眼精疲労のケアをご紹介しましょう。
①パソコンの作業を長時間行う場合には、1時間に10分程度の休憩を心がけ、休憩時には遠くを見る、目を閉じるなどして、作業で緊張が強くなっている目の周りの筋肉を緩めましょう。その際に蒸しタオルなどで目の周りを温めると目の周辺の筋肉がほぐれて、症状緩和に役立ちます。
②画面を夢中になって見ているときには、まばたきの回数が減ります。意識してまばたきの回数を増やしましょう。
③パソコンを見るときの姿勢を正しくし、部屋の照明やパソコンの画面の位置(下目使いで画面を見る位置が望ましい)、目と画面との距離を適切にする(おおむね40センチ以上)など、環境にも気を配りましょう。
④睡眠時間を確保しましょう。
⑤ストレッチなどの適度な運動や入浴で、血流をよくして全身の筋肉をほぐすことで、疲労回復を助けましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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