心不全症状を伴う徐脈性不整脈

2021/12/21
心臓の病気を患って以来、徐脈性不整脈で脈拍数が30以下/分になります。そのため人工ペースメーカー手術をすすめられました。手術の必要はありますか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
人工ペースメーカーは、徐脈性不整脈に対する有効な治療法として広く使われています。
徐脈性不整脈の症状には、めまいや失神、目の前が真っ暗になる、ふらふらする、労作時の息切れ、心不全症状(手足がむくんだり、肺に水が溜まるなど)などがあります。
人工ペースメーカー植え込み手術が必要な人は、めまいや失神、心不全症状などの症状を伴う徐脈がある(徐脈の種類は問わない)場合や、自覚症状がなくても3秒以上の心停止、または1分間の脈拍が40未満の場合となります。相談ケースのように脈拍数が1分間に30以下であれば、手術が必要な人にあたるといえます。
ほかにも、自覚症状がない第3度房室ブロックや第2度房室ブロック(MobitzⅡ型)でも、突然死を防ぐ意味から、人工ペースメーカーが有効とされており、手術が推奨されることがあります。


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