紫斑病

しはんびょう

最終編集日:2022/1/11

概要

紫斑病は皮下の内出血によってあざのような発疹が現れる病気の総称です。

アレルギーによって血管に炎症が起こるアレルギー性紫斑病は、アナフィラクトイド紫斑病、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病とも呼ばれます。血管から血がにじみ出る血管性紫斑病、血小板の減少で起こる特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、加齢による老人性紫斑病、女性に多い単純性紫斑などさまざまなタイプがあります。とくに治療を必要としないケースから専門医の治療が必要なケースまで多岐にわかれます。

原因

紫斑病の発症原因は明らかになっていません。細菌やウイルス感染、遺伝子の異常、加齢などが関係しているのではないかと考えられていて、原因解明のための研究が進められています。

症状

紫斑病にはさまざまなタイプがありますが、どのタイプでも起こる症状が皮膚に現れる紫色の発疹です。腕、太もも、尻などに多くみられます。

血管性紫斑病は足に紫斑が出やすく、腹痛も起こります。腎臓に進行すると血尿やむくみが現れることもあります。

突発性血小板減少性紫斑病(ITP)は血小板の減少により、皮膚の紫斑とともに鼻血や歯肉(歯ぐき)からの出血などが起こりやすくなります。

検査・診断

問診や視診で紫斑病が疑われる場合には、血液検査や尿検査を行います。加えて腎臓や骨髄の生検、X線検査、超音波検査、CT検査などの画像検査を行い確定診断につなげます。

治療

紫斑病の治療はタイプによって異なりますが、薬による治療が基本です。おもに副腎皮質ステロイド剤が使われます。

ほかにも胃のピロリ菌感染が認められた場合の除菌、血小板の輸血、免疫グロブリンの大量投与などが行われることもあります。薬による治療で効果が認められない場合や緊急を要する場合には、手術による脾臓摘出が検討されることもあります。

セルフケア

予防

はっきりとした原因がわからない紫斑病を予防するのはむずかしいことですが、目に見える場所に症状が現れるため早期発見が可能です。特徴的な紫斑を発見したときには、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

監修

寺下医学事務所 医学博士

寺下謙三

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