Question

アレルギー性紫斑病の子ども。ステロイドの長期内服が心配

子どもが1年前にアレルギー性紫斑病と診断され、ステロイドを1年近く服用しています。症状は下肢に紫斑が出ています。治療法はこれ以外にはないのかもしれませんが、まだ10代でステロイドの長期内服が心配です。形成外科に通院していますが、膠原病の専門医にかかったほうがいいのか悩んでいます。

女性/40代

2024/01/28

Answer

アレルギー性紫斑病は、両足に細かい紫斑が出ることが多く、1~2カ月ほどで自然に治ることが多いのですが、慢性的な経過をたどることもあります。治療は、副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤など症状に応じて使われます。副腎皮質ステロイドはさまざまな効果をもち、治りにくい病気によく使われます。しかし、成長期のお子さんでは骨に影響を与えることがあるため、長期服用に関しては症状に合わせて慎重に行われます。免疫抑制薬は、副腎皮質ステロイドに比べて効果が現れにくいこともありますが、逆によく効くこともあります。2つの薬剤で共通する副作用は、感染症にかかりやすいことと、骨への影響ですが、免疫抑制剤は長期服用によって蓄積する副作用はほとんどないといわれています。


この病気は、腹痛や腎炎になることがあるため、診断を受けたら無理な生活はせず、からだを休ませることが大切です。ときに、鼻や歯肉からの出血や血尿などもみられるため、症状を観察しながら過ごします。腎障害がない場合、予後は良好といわれ、安静にすること以外には特別な治療を行わないこともあります。腹痛や血便、関節痛などの症状があるときに、短期的に副腎皮質ステロイドが使用されることはよくあります。


また、治ったあとにも再発の心配があること、腎障害は紫斑が消えてからも起こることがあるため、定期的に尿検査を続けていくことが大切です。ステロイドの服用期間を含め、主治医に成長にかかわるような副作用の心配がないか、ステロイドをやめる目安、他の治療方法など、よく相談してみてください。

小児の血管炎では頻度の高い疾患なので、小児科の専門医で免疫アレルギー科や血液内科、あるいは膠原病外来などを備える医療機関で相談される方法もあると思います。受診される場合、主治医に診療情報提供書を書いていただくとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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