毛虱症

けじらみしょう

最終編集日:2022/3/29

概要

毛虱症とは、陰部に吸血性昆虫のケジラミが寄生することで、発疹のない強いかゆみが起こる性感染症です。ケジラミは吸った血液を栄養分にして成長します。肌着にケジラミの血糞が、黒色の染みとして点々とつくことも特徴です。

大半は性交渉による接触感染ですが、寝具やタオルなどを介して家族間でも感染します。治療は、専用のシャンプータイプやパウダー状の薬剤を用いたケジラミの駆除が中心です。


原因

原因はケジラミの寄生で、ほとんどが性行為での陰毛の直接接触によって感染します。寝具、タオルを介して間接的に感染するケースもあります。

症状

発症は、感染後1~2カ月で、陰部に激しいかゆみが起こります。陰毛に限らず、肛門周囲、わき毛、胸毛、太もも、すね毛、まつげやまゆげなどに感染することもあります。

かゆみの強さには個人差があり、ケジラミが数匹しか寄生していなくても強いかゆみを訴える場合もあれば、繁殖していても、かゆみを感じないケースがあります。


検査・診断

患部を診察して、ケジラミやケジラミの卵があるかを確認します。

治療

治療薬には、現在認可されている専用のシャンプーとパウダーを使います。シャンプーやパウダーをケジラミが寄生している部位にふりかけ、洗い落として殺虫します。

2週間ほどこの治療を行い、ケジラミと卵が駆除され、かゆみの症状がなくなれば完治となります。薬だけでは治りが悪い場合は、シラミ用のすきぐしを使うこともあります。陰毛を全部そるという方法もあります。


セルフケア

療養中

他者に感染させる病気なので、陰部などにかゆみの症状がある場合には、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

パートナーがいる場合は、一方だけが駆除を済ませても感染をくり返してしまう可能性があるため、二人で一緒に検査、治療を行う必要があります。


監修

関東中央病院 皮膚科 部長

鑑慎司

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