膀胱炎にくり返しかかるのはなぜ?

最終編集日:2022/1/20

膀胱炎は女性に比較的多くみられる病気です。トイレが近い、残尿感がある、排尿時の痛みといった不快な症状が現れますが、くり返しやすいことも特徴とされます。では、なぜ何度も膀胱炎にかかってしまうのでしょうか。


まず、膀胱炎について説明します。膀胱炎は主に細菌が尿道(尿の通り道)をさかのぼって膀胱の中に入り込み、炎症を起こした状態です。女性に多くみられる理由としては、男性に比べて尿道が短いこと、大腸菌などの菌が多く存在する肛門がすぐ近くにあるため、細菌が尿道口(尿道の入り口)から入りやすいことなどがあります。


細菌が膀胱の中に入っても、すぐに尿と一緒に排出してしまえば細菌は繁殖できませんが、尿意を我慢して膀胱に尿がたまった状態が長く続くと、細菌が増殖して膀胱炎を起こしやすくなります。症状としては、尿意が近くなる(頻尿)、尿が出きらない(残尿感)、排尿するときの痛み(排尿時痛)、血尿(尿に血が混じる)、尿の濁りなどが主なものです。


症状が軽い場合は、水分を十分にとって排尿を促すことで、悪化を防ぐことができますが、改善しない場合は受診が必要です。症状だけでほぼ診断がつきますが、医療機関ではより正確な診断のために尿検査を行い、原因となっている細菌の種類を調べます。治療には主に抗生物質が処方されます。


さて、膀胱炎がしばしばくり返される理由ですが、細菌が完全に排除されていないうちに治療を中止してしまうことが大きな原因として挙げられます。ですから、つらい症状が治まっても、尿の検査結果が正常になるまでは、自己判断で服薬を止めたりせず、きちんと治療を続けるようにしてください。


日ごろから尿道口の周辺を清潔に保ち、水分をよくとるように心がけることが再発の予防につながります。細菌の増殖を防ぐには、下半身を冷やさないようにすることやトイレを我慢し過ぎないことも大切です。膀胱炎は疲労やストレスなどで体の抵抗力が低下しているときに悪化しやすくなります。普段から体を労わって、自分に合ったストレス対策を行うようにしましょう。

監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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