春の冷えに気をつけて
最終編集日:2023/4/3
暖かい陽気に心躍り、明るい色や軽やかな素材で、春の装いを楽しみたくなるこの頃。しかし、春は昼夜の気温差が激しい季節です。つい薄着をして、寒暖差で体調を崩したり、冷えたりしていませんか。実は、冬より冷えやすいといわれる春、しっかりと冷え対策をしながらおしゃれを楽しみたいですね。
●からだを温める服装の工夫
薄手のニットやインナーなどを上手に使い、からだを冷やさないように対策しましょう。太い血管などが集まる血流の多いところは、特に冷やしてはいけないポイントです。首まわりが冷たい風に当たらないように、えりのあるデザインの服を選んだり、スカーフなどを巻いたりしてもよいでしょう。おなか、腰回り、太ももは筋肉や血管も多いため、冷えないようにインナーや重ね着で工夫するのがおすすめ。
●食事を抜かない
食事は栄養をとるだけでなく、消化することで熱を生み出します。忙しいからと朝食を抜かず、規則正しいバランスの取れた食事を心がけましょう。ダイエットを考えている人も、低栄養状態は冷えを呼ぶので注意が必要です。旬の食材にはこの時期のからだを整える効果があります。ニラ、菜の花、ホタルイカなどを積極的に食卓に取り入れるとよいでしょう。
●筋肉を増やす運動
冷えを防ぐには、筋力トレーニングで筋肉量を増やすことも大切です。スクワットやかかと上げなど、気軽にできることから始めてみましょう。またウォーキングなど、からだの熱をつくる運動もおすすめです。この時期から少しずつ汗をかく習慣をつけることで、夏の暑さに備える効果もあります。
●入浴でからだを温める
日中は暖かくても、夜はまだ冷える日が続きます。一日の最後に湯船につかってしっかりと温まり、筋肉の緊張をほぐして血行を促しましょう。この時期は、冬よりやや温度を下げた37〜39℃の湯がおすすめです。入浴後は足先から冷えていくので、靴下をはいて冷えを予防しましょう。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム
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