不安なニュースでつらくなったら
最終編集日:2023/1/19
新型コロナウイルス感染症のニュースに加え、戦争や不安定な状況が続く世界経済、自然災害など、気持ちが暗くなったり胸が苦しくなったりするような報道が続いています。漠然とした不安を前に、気持ちが不安定になってしまった人も多いのではないでしょうか。
このようなニュースなどを日々見聞きする中で、イライラ、無気力感、憂うつさを感じ、眠れない、倦怠感、頭痛やめまい、食欲不振や過食、アルコール量の増加といったからだの症状を自覚している人もいるはずです。
しかし、このような反応はけっしておかしなことではありません。人が大きな出来事を体験したときに、乗り越えようとするために起こるごく自然な反応です。正常な反応であることをまずは覚えておきましょう。また、心身にどのような反応が出るかは、その人によって異なります。反応が出ないからといって、その人が傷ついていないというわけではありません。
心がつらくなると、まず食事や睡眠に影響が出るものです。まずは生活リズムを整え、スケジュールにゆとりを持たせましょう。このようなときに、予定を詰め込みすぎるのは避けたいものです。
情報から少し距離を置き、自分がリラックスできることや楽しめることを取り入れてみてください。そして、信頼できる人と過ごすのもいいでしょう。一緒にいるだけで安心したり、話を聞いてもらうことで心の整理をしたりすることができます。安心してよい状況をつくり、心身をリラックスさせることで、不安な気持ちや強い反応も静かに落ち着いていくことでしょう。
精神的につらい状態が続くときは、精神科や心療内科、カウンセラーなど心の専門家に早めに相談することもおすすめです。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム
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