尿の量が多い

最終編集日:2024/1/19

概要

尿の量は飲水量や汗の量などによって大きく左右されます。水分摂取量が多いときに排尿量が多くなるのは生理的な反応であり、水分摂取量の増減によって尿の量が変化することに神経質になる必要はありません。多尿をひきおこす疾患には次のようなものがあります。


糖尿病

糖尿病は多尿をひきおこす代表的な疾患です。血中のブドウ糖濃度が高くなると、腎臓は余った糖を尿として排出しようとするため、その際に多量の水分が使われます。尿量の増加とともに、のどの渇きや急激な体重減少などの症状がみられるときは、糖尿病の疑いがあります。


●慢性腎炎

慢性腎炎などの腎臓疾患を発症すると、腎臓は尿を濃縮して量を調節することができなくなり、薄い尿が大量に出るようになります。多尿とともに、むくみや高血圧、動悸、息切れ、疲労感などの症状があるときには慢性腎炎の疑いがあります。


●尿崩症

尿崩症には、脳の下垂体から出ている抗利尿ホルモンの欠乏による中枢性尿崩症と腎臓で抗利尿ホルモンが働かない腎性尿崩症があります。抗利尿ホルモンには腎臓で水分を再吸収して尿の量を少なく抑える働きがありますが、水のように薄い尿が1日3〜30Lも出ることが特徴です。

受診の目安

救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診

・意識がない

・けいれんを起こしている

・脱水を起こしている

・頭痛や嘔吐、悪心などの症状がある

医療機関を受診

・多尿のほかに多飲やのどの渇きなどの症状がある

・動悸、息切れ、全身の疲労感などの症状がある

・むくみがみられる

・血圧が高い

・急に体重が減ってきた

・水のように薄い尿が大量に出る

・1日に3L以上の排尿量がある

様子をみる

・多尿になる直前に水分を多量に摂取した

・一時的に多尿になったが、その後は通常の尿量に戻った

・尿の量が1日2000mL以内である

セルフケア

1日に3L以上の尿が出る場合には明らかな多尿であり、病的な原因が隠れている場合が少なくありません。医療機関を受診しましょう。

考えられる病気

監修

昭和大学病院 泌尿器科 講師

前田佳子

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