Question

かぜをひいた後、食べものの味が感じにくい

かぜをひいた後から、食べものの味を感じにくくなりました。かぜによる一時的な症状と考えてよいでしょうか?

男性/60代

2021/12/21

Answer

味覚には、甘み、塩み、苦み、酸み、うまみの5種類があり、舌の上や口の中にある味蕾(みらい)といわれる部分でそれぞれを感知、脳に伝わって味が理解されます。


味を感じない、違う味に感じる、常に口の中が苦いなどの味覚の異常が起こる原因としては、薬剤、放射線治療、食事の影響、口腔内や鼻の病気、口腔内の衛生状態、糖尿病などの全身性の病気のほか、ストレスや過度の飲酒などでも起こることがあり、実にさまざまです。かぜをひいた後に味覚の異常が生じるケースは比較的よくみられ、一時的なものとも考えられますが、体調が回復しても症状が続く場合には、耳鼻咽喉科を受診し、原因を調べてもらうとよいでしょう。


普段の生活では、口腔内の乾燥が味覚に影響を与えることがあるため、適度に水分をとり、うがいやていねいな歯磨きで、口腔内の清潔を保ちましょう。舌苔(ぜったい)によって舌が白くなっている場合は、専用のブラシなどで粘膜を傷つけないようにやさしく洗うとよいでしょう。刺激物、飲酒は控えめにし、バランスのよい食事を心がけることも大切です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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味覚障害
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