更年期から閉経までの経過が知りたい
2025/12/11
間もなく更年期を迎える年齢となります。これから閉経まで、どのくらいの期間でどういう変化がおきるのか教えてください。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
閉経をさかいにして、女性のからだは大きく変化します。閉経前後5年間、合計10年間を「更年期」と呼び、平均すると45歳から55歳ごろになるとされています。
更年期には、女性ホルモンが変調するため、発汗異常、疲労感、ほてり、不眠、めまい、動悸、頭痛、肩こりなどの自律神経に関係する症状のほか、月経周期が早まる、月経と月経の間隔があく、経血量の変化などの症状がみられます。
更年期を経て、一般的に1年以上月経がなければ、閉経と判断されます。
更年期は女性の自然なライフサイクルであり、女性ホルモンが減ってくる状態に慣れていく時期ともいえます。多少の症状があっても、多くは治療を急がなければならない状態ではありません。また、症状は個人差が大きく、あまり症状に気づかないまま老年期を迎える人もいます。
更年期症状の一般的な受診の目安は、からだの変調が大きく、生活に支障をきたすような症状がある場合です。治療をすることによるメリットが大きいと判断された場合には、治療が開始されます。
今後、生活に支障をきたすような症状が現れてしまった場合は、婦人科を受診して相談されるとよいでしょう。日ごろから心身の変調などを相談できるかかりつけの婦人科医をもっておくことをおすすめします。更年期などの心身の変化について相談したり、婦人科疾患の定期検査なども経過を追いやすくなり安心です。

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