コリン性蕁麻疹を悪化させないための注意点は?

2025/07/02
汗をかくとコリン性蕁麻疹ができます。日常生活での注意点や、症状を悪化させないためのアドバイスをお願いします。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
コリン性蕁麻疹は、発汗により症状が現れたり、悪化する可能性のある蕁麻疹ですので、日頃から発汗をコントロールすることが大切です。発汗のコントロール方法をいくつかご紹介します。
●肉類など動物性たんぱく質と脂肪の多いもの、唐辛子などの辛いもの、熱いものを控え、汗の出方を調節する納豆や豆腐などの大豆製品をとる。
●入浴は38~40℃くらいのぬるめのお湯とし、入浴後は十分に水分をふきとり、うちわや自然な風でゆっくり体温を下げる。
●吸水性、速乾性、通気性がよく、ゆったりした衣類を着用し、肌と衣類との間の通気をよくする。
●首筋、手首、わきの下などを保冷材などで冷やし、体温を下げる。
●汗をかいたら軽くふく程度とし、皮膚は軽く湿った状態にする。
●水分をこまめにとり、温かいものや常温のものにする。
●緊張やストレスを緩和するための、自分なりのリラックス方法を見つけておく。
発汗には自律神経が関わっていますので、日頃から自律神経を整えることも予防につながるでしょう。
また、蕁麻疹の症状は、比較的短時間で消失しますので、受診の際に症状が出ているとは限りません。どのようなときに症状が現れたのかを記録し、症状のある皮膚の写真を撮っておくとよいでしょう。医療機関を受診する際、診断の一助となります。


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