食道の異形成とは、どんな状態?

2025/05/26
食道の生検を受けたところ、異形成と診断され、定期的に検査を受けるよう言われました。異形成とは、どういう状態なのでしょうか。食道がんになる可能性はあるのでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
生検では、病変の一部の組織を採取し、がん細胞の有無を診断する検査(病理検査)を行って、がんかどうかなどの診断をします。食道における異形成は「異形成上皮」とも呼ばれ、「食道がんと診断されるまでの異型がないものを指す」とされています。ただし、今後悪性に進展する可能性も否定できないため、定期的な検査がすすめられます。行われた検査の内容や状況にもよりますが、一般的には3~6カ月後に再検査をするようです。
主治医の指示のとおりに定期的に検査を受け、不安や疑問に思うことがありましたら、よく相談されるとよいでしょう。
食道がんにならないためには、禁煙、節酒を心がけることが第一です。
また、国立がん研究センターがん対策研究所の調査によると、野菜・果実の摂取量が多いと食道がんのリスクが低下する、とくにキャベツ・大根・小松菜などのアブラナ(十字花)科の野菜に有意な関連がみられたということです。よろしければ、今後の参考になさってください。


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