内視鏡で食道の組織採取をした理由
2025/05/26
家族が内視鏡検査(胃カメラ)を受けた際に、食道の組織を採取したそうです。どのような検査でしょうか。食道がんの可能性があるのでしょうか。また、食道がんの予防についても教えてください。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
胃や食道の内視鏡検査で組織の一部を採取することを「生検(生体組織検査)」と呼びます。採取された組織は、がん細胞の有無や種類などについて、病理医が顕微鏡を用いて詳しく調べます。
内視鏡検査では、わずかでも気になる所見があれば生検を行うことが一般的です。こうした対応により、病気の早期発見が可能となります。
食道がんに関する情報と予防についてご紹介します。
2021年の統計では、食道がんと診断された人は約26000人で、そのうち男性が約21000人と多く、60歳~70歳台が全体の約70%を占めるといわれています。
国内では、食道がんの主なリスクとして、喫煙、飲酒が挙げられています。男性の場合、喫煙により食道がんのリスクが3.7倍、飲酒では4.6倍に増加するといったデータもあります。そのため、予防として禁煙や節酒(または禁酒)が勧められます。
また、緑黄色野菜や果物を積極的に摂取することも、リスクの低減に効果があると考えられています。さらに、一般的ながんの予防として、適度な運動や適正体重の維持、塩分を控えること、熱い食べ物や飲み物は冷ましてからとることなども推奨されています。
食道がんの可能性があるのかどうかご心配のことと思いますが、生検の段階では確かなことは言えないため、検査結果が出るまでお待ちいただければと思います。

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