過敏性腸症候群かもしれない…検査を受けるべき?

2024/12/30
時々、おなかの調子が悪く、過敏性腸症候群ではないかと気になっています。医療機関で検査や治療を受けたほうがよいでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
過敏性腸症候群は、検査をしても異常が見つからず、腹痛や便通異常(下痢や便秘)をくり返し、症状が長引く病気で、若い人に多いといわれています。食べ物は小腸で消化・吸収されて、大腸では水分を吸収し、便をつくります。これは腸のぜん動運動によって行われるのですが、その動きが過剰になって下痢を起こしたり、動きが鈍くなって便秘になったりという状態です。
一般的には、ストレスがきっかけとなって起こることが多く、ウイルス性胃腸炎になって回復したあとや、腸内細菌のバランスが乱れた場合なども過敏性腸症候群が起こりやすいといわれています。
過敏性腸症候群かどうか、ほかの病気の心配はないのかなどは、医師の診断が必要となります。症状が続くようでしたら、早めの受診をおすすめします。
過敏性腸症候群の治療は、症状に応じた服薬治療と、生活の改善が基本になり、治癒というよりも、症状を改善していくことを目指していきます。体質改善や症状の安定のため、漢方薬が用いられる場合もあります。
生活面では、1日3回の規則正しい食事を心がけ、食べすぎたり飲みすぎたりしないことが大切です。また、自律神経の働きを整えるため、ウォーキングやストレッチなどの運動をしたり、下痢のときは十分に水分をとり、腹部を温めたりすることがすすめられます。睡眠と休息を十分にとり、ストレスをためないよう心がけましょう。


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