自分でできる効果的な口臭対策は？

唾液には口を清潔に保つ洗浄作用がありますが、不安や緊張が続くことで唾液の分泌が抑えられ、口臭が増したりする場合があります。女性の場合、排卵期や月経時期、妊娠中など、女性ホルモンの関係で唾液の流れや量が変化するため、口臭に影響が出るといわれています。

口臭予防としては、以下のようなことを心がけるとよいでしょう。

●よく噛んで食べたり、舌を動かしたりして唾液の分泌を促す。

●歯磨きの際には歯間ブラシも使用し、1日1回程度は舌用のブラシで舌を軽く磨く。

●口腔内が乾燥している場合は、水分摂取やお茶うがい（お茶の成分であるカテキンは消臭効果が期待できます）などを心がける。

●喫煙や、臭気のある食品（にんにく、玉ねぎ、ねぎ、にらなど）の摂取を控える。

●ストレスをためないようにする。

病的な口臭の多くは、歯周病、歯垢（プラーク）、舌苔(ぜったい：食べかすや細菌などが舌に付着してできる苔状のかたまり)など、口の中に原因があるとされています。

口臭予防を心がけていても気になる場合には、家族などに協力をしてもらい、他人が不快に思うような口臭が実際にあるかどうかを確認したうえで、歯科や内科への受診を検討されるとよいでしょう。