皮膚科受診後も発疹がおさまらない

一般的に皮膚の症状は、専門である皮膚科で治療を行いますが、内臓の病変に関係する可能性がある場合は、通常、皮膚科医から内科へ紹介する流れとなります。

発疹または湿疹は、外からの刺激やからだに取り込んだものによって起こる場合（外因性）と、体質あるいは体内の変化を基盤として起こる場合があります。

外因性の発疹は、ウイルスや細菌感染のほか、外からの刺激によるものとして、ボディソープや洗剤などの成分、衣類・寝具などの素材が肌に合わない場合、まれに日光や汗による刺激などが原因で起こることもあります。

体内の変化を基盤として起こる発疹は、内科疾患と関係のあるもの、アレルギー性のほか、じんましんなど原因のはっきりしないような皮膚のトラブルもあります。

ご相談者の場合、内科など、ほかの診療科への受診が必要な状況か、皮膚科で治療を継続することが適切かなどについて、再度主治医に相談されることをおすすめします。皮膚の症状はすぐに改善されない場合もありますので、経過の見方や日常生活の注意点もあわせて確認されるとよいでしょう。