Question

子宮内膜ポリープの病理検査を受けるべきか

半年前に不正出血があったため婦人科を受診し、子宮内膜ポリープと診断されました。ポリープは5mmほどで、子宮体がんの検査は陰性でした。妊娠希望はなく、不正出血も軽度であるため、経過観察ということになりました。

しかし、先月受けた子宮頸がん検診の医師からは、ポリープを切除して病理検査を受けることをすすめられました。やはり、一度は病理検査を受けたほうがよいものでしょうか?


女性/30代

2024/10/24

Answer

子宮内膜ポリープは子宮の内側にできた茎をもつ良性の腫瘍で、ホルモンの影響で子宮内膜が過剰に増殖して起こるとされています。大きさはさまざまですが、通常2~4cmのことが多く、経腟超音波検査などの画像検査で、診断がつけられます。

不妊の原因になることがあるため、妊娠を希望する場合や不正出血などの症状が強い場合にはポリープの切除手術がすすめられます。一方、症状がなければ治療せず、定期的に経過を観察していくケースも少なくありません。


また、ごくまれにですが、切除したポリープの中に悪性のものが発見されることがあります。

そのため、特に、発がん率の高くなる閉経後や、ホルモン治療を受けている、子宮筋腫などがあって悪性のものとの判断が難しい場合などでは、子宮鏡による精密検査や病理検査で組織を調べるなど、詳しい検査をすすめられます。


ご相談者のポリープは数ミリの小さなもので、子宮体がん検査も陰性、妊娠希望はなく、症状が軽いということですから、主治医からは定期的な経過観察がすすめられたのでしょう。

まずは主治医に子宮頸がん検査の医師から提案を受けたことを話して、今後の治療について相談されるとよいでしょう。

自身の現在の病状や、病理検査の対象になるケースなどについて、詳しく話を聞くことで、安心して治療に臨めると思います。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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