Question

クローン病が疑われる症状が続いている

1年ほど前から下痢になりやすくなってしまい、生活にも支障があるほどです。消化器内科へ行っても原因がはっきりしなかったのですが、クローン病の可能性はありますか?

男性/20代

2024/09/25

Answer

クローン病は、おもに若い年代でみられ、口から肛門に至るまでの消化管に炎症などが起こる病気で、腹痛や下痢、血便、体重減少などの症状があらわれます。


一般的に下痢が続く原因として、病気以外には、ストレスや気候など環境の変化による影響、飲食物の影響(たとえばアルコールやカフェインを多量にとっている)、また薬の副作用なども考えられます。


下痢が続く場合で、緊急性が高い心配な症状には、便に血液が混じる、便が黒い、発熱や腹痛を伴う、食欲がなく体重減少がみられるなどがあります。このような緊急性が高いとされる症状がある、もしくは下痢の症状が悪化してきているのであれば、早急に消化器内科への受診が必要です。

心配な症状が加わったり悪化したりしていない場合でも、症状が長引いていますので、再度、消化器内科を受診し、大腸内視鏡検査が必要かなども含め、主治医へ相談されることをおすすめします。下痢の症状が続いているのであれば、症状や経過を検討し、原因を特定するための詳しい検査に進むことはよくみられることです。また、もしほかに服用されている薬があれば、薬の影響についても一度、主治医に確認されるとよいと思います。

状況をよく理解してもらうためにも、受診の際には、「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの間にどのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」「主症状に伴う別の症状があるか」などを伝えるとよいでしょう。


なお、日頃より過労やストレスを避け、規則正しい生活を心がけることが大切です。腸管を刺激するような繊維分の多いものや脂肪分の高い食事は避け、消化のよいものをよく噛んでとるようにしましょう。腹巻や下着を重ねる、ホットパックをあてるなど軽く温めると、腹部の症状が軽減される場合もありますので、おすすめします。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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