一時的なめまいと吐き気、様子をみていい？

めまいの症状は、まわりが回っているように感じる「回転性のめまい」と、フラフラするタイプの「浮動性のめまい」の２つに大きく分かれます。

回転性のめまいは内耳の問題であることが多く、耳鳴りや難聴などの聴覚症状を伴うことがあります。

一方、浮動性のめまいは立ちくらみ、頭痛、しびれを伴うことがあり、からだのバランスをつかさどる前庭神経や脳に異常がある場合に起こります。

そのほかに、頸椎の異常や血圧の影響、かぜなどの体調不良、寝不足、疲労やストレスによる自律神経の乱れ、更年期障害などでもめまいが起こる場合があります。

ご相談者はめまい、吐き気、腹痛が起こり、数日で回復したとのことですが、その後、症状は現れていませんでしょうか。

激しい頭痛や手足のしびれを伴う場合は、早急に受診する必要があります。

また、立ち上がる、寝返りをするなど頭の位置によりめまいが起こる場合や、耳鳴りや難聴を伴う場合には、耳鼻咽喉科へ早目の受診をおすすめします。

再度、吐き気や腹痛を伴うめまいが起こるようであれば、総合的に診てもらえる、かかりつけ医や近くの内科を受診し、相談されてはいかがでしょうか。状況により、神経内科、脳神経外科、整形外科など、ほかの専門診療科や総合病院への受診が必要なら、紹介してもらうことも可能です。

前述したように、一般的にめまいは体調不良や疲労、ストレスなどから起こることもあります。普段から規則正しい生活を心がけて休養や睡眠を十分にとるようにしてくださいね。