処方された高血圧薬の副作用が心配
高血圧の治療で薬を飲むことになったのですが、副作用が心配です。薬の副作用で血管がもろく弱まるようなことはありますか?
女性/50代
2024/08/13
高血圧の治療薬には複数の種類がありますが、一般的な副作用として、血管がもろく弱まるといった記述はありません。ただし、高血圧を放置していると、血管に大きな負担がかかってしまうことはわかっています。
高い圧力(高血圧)が続くと、血管はその圧に負けないよう、壁を厚くしようとします。さらに高い圧力がかかると、血液の成分が血管の壁の中ににじんできます。ここに血中のコレステロールが加わると、血管が硬くなり、柔軟性を失って、動脈硬化の状態になってしまいます。
動脈硬化が起きているかどうかは、頸動脈超音波検査、血圧脈波検査、眼底検査などさまざまな検査で調べることができます。
動脈硬化が起きている場合、血液の流れが減って滞りやすくなり、血栓ができて血管が詰まりやすくなります。また、高い圧が急にかかると、血管は破れてしまいます。
これらを防ぐには、日ごろからの血圧管理、血中のコレステロール管理が必要です。
薬には期待できる効果と副作用の心配があります。一般的に、薬を処方している医師は、副作用の可能性があることをわかったうえで処方しています。期待できる効果を優先して薬を処方するか、副作用の可能性を考慮して薬を使わないほうが望ましいのか、どちらが有益なのかを考えて処方されています。
薬が処方されて、疑問や不安を感じたり、気になる症状が現れたりしたときは、その都度、主治医に相談されると、治療を安心して受けることができるでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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