Question

肺の結節影で再検査を受けたが「異常なし」

健診の胸部Ⅹ線検査にて、肺の結節影の所見で「要精密検査」でしたが、再検査で行った胸部Ⅹ線検査では「異常なし」、念のために受けたCT検査でも「異常なし」でした。健診時の所見は間違いだったのでしょうか。もしかしたら再検査で病気が見逃されたのではないかと不安です。

女性/50代

2024/06/11

Answer

結節影は、X線検査などで見られる肺に小さな影が写っている所見で、おおむね3cm以下のものをいいます。影の形や性質によって疑われる所見は異なり、結核肺炎のあとなどのほか、ごくまれに肺の腫瘍などの場合に見られます。


胸部X線検査は、肺がん検診の一次検査として行われていますが、肺がんによる死亡率を減少させる検査方法として科学的な評価に基づいて有用とされています。病変が1cmを超えるような大きさで、濃い陰影の場合はこの検査でほとんど発見できますが、小さな病変は発見できないことがあります。


胸部X線検査で所見があった場合、次のステップとしてCT検査を行います。CT検査は、縦方向でなく、胸部を横方向に輪切りにして肺を観察するものと考えればよいでしょう。通常5~7mm程度の断面で肺全体を瞬時に撮影するので、全体にわたって肺の病気の有無を判定できます。


CT検査は、非常に精度がよく、小さな病変も見つけることが可能です。病変の場所とその大きさ、性質を詳細に描出することができ、病変の質的な診断に有用です。

CT検査で1㎝以下の陰影が見つかった場合、たとえがんであっても進行が遅いため、しばらく経過してから手術を行っても十分に治ると考えられています。CT検査により、X線検査で発見された陰影などの所見が肺がんかどうかの診断は、専門家ならばほとんどの場合、可能といわれています。


ご相談者のX線検査の結果についてですが、肺炎などの炎症のあとで結節影が指摘されることは、X線検査でよくみられる所見です。呼吸器内科の医師がX線検査、CT検査の結果を異常がないと診断しているのであれば、経過をみてよいものと判断できますが、次に検査を受ける時期について主治医と相談されるとより安心でしょう。


ご相談者はCT検査を受けられていますから、病院で病変を見過ごされてしまったということは考えにくいと思います。今後も定期的に受診し、経過をみることで、所見の変化や肺の状態がわかり、よりよい状態を保ち、必要時に適切な対処をしていただけるものと考えます。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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