子育て中のからだの不調や不安、イライラ

2人の乳幼児のお子さんを抱え、めまぐるしい日々をお過ごしのなか、全身の体調や気分がすぐれず、さまざまな症状があるとのこと。ご相談者の場合、症状がより強く、頻繁であるものに対して優先的に受診していただくとよいと思います。腹痛は強弱を繰り返しているようなので、予定通り検査をお受けになってください。便通が整っていない場合、腹痛を起こしやすいため、腸の調子を整える乳酸菌などを意識してとるようにされるとよいでしょう。

女性は排卵以降の時期にセロトニンの分泌が少なくなる人がおり、そのような場合はイライラ感や気分の落ち込みなどが生じることがあります。睡眠時間が少ない、疲れがたまっているとより症状が強くなるうえ、産後や授乳期、月経の再開などのホルモン変動の激しい時期にはさまざまな症状が出やすくなります。消化器の検査結果が出た後のタイミングに、かかりつけの婦人科でさまざまな症状が出ていること、月経周期に伴うメンタル面の変化があることなどを相談してみてはいかがでしょうか。

育児ではハードな毎日が続くため、1人で抱えず、家族や地域の子育て支援などのサポート、一時預かりなどを活用し、休息や気分転換を図ることも大切です。少しでも気持ちが楽になると、体調も整いやすくなります。栄養をとり、食を整えていくと体調も変わってきます。適度に家事の手を抜きながら、お子さんと昼寝をするなど、ご自身のからだを労わってあげてくださいね。