Question

娘がひどい生理痛。処方薬で嘔吐や食欲不振

14歳の娘は中学に入るころから生理痛が悪化し、市販の鎮痛薬を飲んでいました。先月、学校を早退するほどになり、婦人科を受診。検査で異常はないといわれ、ロキソプロフェンナトリウムを処方されました。薬を服用したところ嘔吐や食欲不振が起こり、副作用をネットで調べると15歳未満には処方しないとありました。処方し直してもらう場合、違う医療機関を受診したほうがよいでしょうか?

女性/40代

2024/02/29

Answer

月経痛(生理痛)は、狭い子宮頸部で月経血を押し出す際の子宮収縮、子宮収縮時に有痛物質が増えること、骨盤内臓器の充血やうっ血などが原因といわれています。症状としては、下腹部痛、腰痛のほかにも、頭痛、吐き気、めまいなども出てくる場合もあります。子宮や卵巣に異常がみられなくても、心理的な要因も影響していることもよくあります。


月経痛には鎮痛剤が使われることが多いです。痛みを我慢することがさらに強い痛みの原因になることがあるからです。薬以外の対応では、からだを温める、からだを休めるなどがあり、また日頃からからだを動かすようにして血流をよくすることで、骨盤内のうっ血を改善することができるようです。


お子さんが処方されたロキソプロフェンナトリウムは、鎮痛薬として婦人科でも多く使われている薬です。市販薬は15歳未満は禁忌になっていますが、医療機関で処方されるものは医師の判断によっては15歳未満でも処方されることもあるのでご心配には及びません。

副作用として胃部不快感などの消化器の症状がよくみられますが、通常は数時間経過すると治まります。そのほか、長期的に続くような副作用の報告はないようです。


もし症状がつらく、再度受診する場合は、前回の検査結果と経過を把握しているという理由で同じ医療機関への受診をおすすめしています。その際、薬についての疑問をよく相談してみてください。

お子さんは14歳で、心身が大きく変化する時期です。からだが安定するまでまだしばらく時間がかかり、月経周期が一定でなかったり、月経痛の現れ方も変わったりすると思われます。あまり神経質にならず、状況にあわせて医師に相談しながら、成長を見守ってあげてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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