慢性的な肩こりと疲れが続く

ここ数年、肩こり、首のこり、だるさに悩まれているとのこと。肩や首のこりや張り、痛みを引き起こす原因として、首や背中が緊張するような姿勢での作業、猫背や前かがみなどの悪い姿勢、運動不足、精神的ストレス、長時間同じ姿勢をとり続けることなどが挙げられます。ご相談者は極度の近視で、最近、眼鏡が合わない状態が続いていることから、その影響も否定できないと思います。また、新規プロジェクトでのやりがいを感じる半面、気持ちの面で負担になっているのではないでしょうか。

対策として、ストレッチや適度な運動が予防に有効といわれていますが、必ずしも統一された方法が確立されているわけではありません。だるさや疲れがあることから、休養をとることが一番です。

日常生活では次のようなことを習慣にすると、症状の軽減につながることが期待できます。

●肩や首すじに温かい蒸しタオルを当てる。入浴時に集中的にシャワーを当てるなどで筋肉を温める。

●ストレッチを行い、常に肩や首回りを動かす。

●同じ姿勢を長く続けない。1時間に1回は立つ・歩く・ストレッチをするなどを試みる。

●適度な運動や体操（両肩の上げ下げ、両手を組んだ腕を真っ直ぐ伸ばして頭の上まで上げるなど）を行う。

症状を改善したいと強く思われているようなので、一度受診されることをおすすめします。肩こりや首のこりなどは整形外科、疲れや気持ちの面での負担は内科、心療内科が適切です。ご自身にとって、どの負担がよりつらいかで受診先を選択されるとよいでしょう。