治らない腰痛の原因は？

腰の痛みが治まらないが、整形外科でのＸ線やMRI検査でも異常がないとのこと。

腰痛の症状と原因について説明します。腰痛の症状が4週間未満の場合は急性腰痛、4週間以上は慢性腰痛と大別されます。腰痛の原因には、脊椎疾患(椎間板ヘルニアなど)、神経由来(脊髄腫瘍など)、内臓由来(腎臓疾患など)、血管由来(腹部大動脈瘤など)のほか、さらに、特に原因が明らかにならない腰痛があります。

腰痛の診断は、Ｘ線検査、MRI検査やCT検査のほか、必要に応じて造影検査などが行われます。検査の画像で診断ができない場合は、原因不明の腰痛になります。原因不明の腰痛では、薬などの保存治療を4～6週間行います。症状の改善がない場合は再検査をします。

神経の症状や、脊椎の感染などが疑われる場合は、脊椎外科の受診になります。腰痛の原因が腹部の疾患であれば、内科や泌尿器科の受診になります。